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--- jp:howtos:vistacompatibility [2007/07/12 14:21] – yahonda
+++ jp:howtos:vistacompatibility [2008/02/08 19:49] (current) – external edit 127.0.0.1
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 ====== Vista との互換性 ======
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 ===== POPFile 0.22.4 (またはそれ以前のバージョン) =====
-Windows Vista には、**User Account Control (UAC)** と呼ばれるコンピュータへの未承認の変更を防ぐための新機能があります。UAC は、潜在的にコンピュータの操作に影響を与えうるオペレーションやほかのユーザーに影響を与える変更を行う前に権限の確認もしくは、administrator ユーザーのパスワードを必要とします。
+Windows Vista には、**User Account Control (UAC)** と呼ばれる新機能があります。これは、コンピュータに対する承認されていない変更を防ぐためのものです。UAC は、潜在的にコンピュータの動作に影響を与える可能性のある、あるいはほかのユーザーに影響を与える変更を行う前に、権限や管理者のパスワードを確認します。
-Vista はプログラムが ** administrator** 権限を必要とするプログラムかどうかを確認するために、そのプログラムの XML マニフェストを確認します。POPFile 0.22.4 とそれ以前のバージョンは、Windows Vista がリリースされる前に作成されました。つまり、これらのいずれも XML マニフェストファイルはもっていません。
+Vista はあるプログラムが **管理者** 権限を必要とするかどうかを確認するために、そのプログラムの XML マニフェストを確認します。POPFile 0.22.4 とそれ以前のバージョンは、Windows Vista がリリースされる前に作成されました。つまり、これらのバージョンはいずれも Vista に使用される XML マニフェストファイルは含まれていません。
-Vista はこれらの古いプログラムを互換性モードで実行します。このモードでは、Vista は必ずしもインストーラーの要求通りのことをするわけではなく、予期せぬことが起こります。たとえば、スタートメニューのショートカットが誤った場所に作成されたりします。POPFile 使用(もしくはアンインストール)するときにこの動作はいくつかの混乱をもたらしますので、これらの古いバージョンを Vista 上で動かすことは推奨されません。
+Vista はこれらの古い（XML マニフェストが含まれていない）プログラムを互換性モードで実行します。このモードでは、Vista は必ずしもインストーラーの要求通りのことをするわけではないため、予期せぬことが起こります。たとえば、スタートメニューのショートカットが誤った場所に作成されたりします。POPFile を使用(もしくはアンインストール)する際に、この（互換性モードでの）動作はいくつかの混乱をもたらしますので、これらの古いバージョンを Vista 上で動かすことは推奨されません。
-POPFile 0.22.5 のインストーラーは、Vista 用のXML マニフェストファイルを含んでおり、Vista 上で使うことが推奨される最初のバージョンです。改善された 0.22.5 のインストーラーは、Vistaの **通常の** アカウントからかんたんに使えるように改善がなされています。
+POPFile 0.22.5 のインストーラーは、Vista 用のXML マニフェストファイルを含んでおり、Vista 上で使うことが推奨される最初のバージョンです。改善された 0.22.5 のインストーラーは、Vistaの **標準** ユーザーアカウントから簡単に使えるようになっています。
-===== Installing 0.22.5 on Vista =====
-==== From an administrator account ====
+===== Vista への 0.22.5 のインストール=====
-The POPFile 0.22.5 installer and the NSIS-based programs it installs all contain the XML manifest data for Vista so Vista can tell which programs do not need administrator mode. This means all of these programs should work properly when used from an administrator account.
-After POPFile has been installed it can be run from a **standard** account (see [[#Running 0.22.5 on Vista]] below).
-==== From a standard account ====
-When the installer is started from a standard account, Vista will detect that the installer requires administrator privileges and ask for an administrator password. After the password has been entered the installer will run as if the administrator started it.
-This allows the installer to install POPFile in the default folder (which is usually "C:\Program Files\POPFile" on English versions of Vista), create some registry entries and add some Start Menu shortcuts for all users.
+==== 管理者アカウントから  ====
-However when the second stage of the installer, the "Add POPFile User" wizard, offers to configure POPFile for the current user it will actually configure POPFile for the **administrator** user and __**NOT**__ the **standard** user who started the installer.
+POPFile 0.22.5 のインストーラーと POPFile に付属のユーティリティ（NSIS ベースのプログラム）は、Vista 用の XML マニフェストデータを含んでいるので、Vista はどのプログラムが 管理者モードで動作する必要がないかを知ることができます。これは、これらのプログラムすべてが管理者アカウントで使われた場合に適切に動作することを意味しています。
-Although the wizard's WELCOME page mentions the Windows username it is easy to miss the fact that the "wrong" username is mentioned. Here is a screenshot highlighting the username on the wizard's WELCOME page:
+POPFile がインストールされた後は、**標準** アカウントで POPFile を実行することができます。 (下記 [[#0.22.5 を Vista で実行する]] 参照).
+==== 通常のアカウントから ====
+インストーラーが通常のアカウントから起動された場合、Vista はインストーラーが管理者権限が必要なことを検知し、管理者のパスワードを要求します。パスワードが入力されるとインストーラーは管理者がインストールを開始したのと同じように動作します。
+これにより、インストーラーはデフォルトの位置(通常は、"C:\Program Files\POPFile")に POPFile をインストールし、いくつかのレジストリを追加し、すべてのユーザー用にスタートメニューへのショートカットを追加することができるのです。
+ただし、インストーラーの次の段階にある "Add POPFile User" ウィザード（ユーザごとの設定を行うためのウィザード）では、現在のユーザー用に POPFile を設定してくれるのですが、実際は **管理者** ユーザー用に POPFile を設定してしまい、インストーラーを起動した通常のユーザー用の設定をして__**くれません**__。
+ウィザードの初期画面には、（POPFile をインストールしようとしている）Windows のユーザー名が表示されているにもかかわらず、”誤った" ユーザー名が表示されていることに気づかないことがよくあります。下のスクリーンショットは、ウィザードの初期画面で、ユーザー名がハイライトされています:
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-When this WELCOME page shows the **administrator** username the **standard** user should click the "Cancel" button and then click "Yes" to confirm that they want to exit from the wizard.
+この初期画面に **管理者** のユーザー名が表示されているときは、**標準** ユーザーは "キャンセル" ボタンをクリックし、ウィザードの終了を確認する画面で、"はい" をクリックしてインストーラを終了すべきです（このままインストールを続けると、管理者用の設定を行ってしまいます）。
+POPFile のインストーラーを起動した **標準** ユーザー用に設定するには、”Add POPFile User" ウィザードを起動する必要があります。もっとも安全なやり方は、 adduser.exe プログラムを POPFile のプログラムフォルダから実行する方法です。スタートメニューにあるショートカットで、プログラムフォルダの位置を把握することができます:
+スタート -- すべてのプログラム -- POPFile -- Support -- PFI Diagnostic utility (simple)
+いったんウィザードで POPFile を設定してしまえば、標準ユーザーがスタートメニューにある "Run POPFile" ショートカットを使うことができるようになります。
+===== 0.22.5 を Vista で実行する =====
+いったん POPFile がインストールされれば、設定と実行は標準アカウントから行うことができます。新しいユーザー用に POPFile を設定するには、インストーラーによって作成される以下のスタートメニューのショートカットを使用してください:
-To configure POPFile for use by the **standard** user who started the main installer the "Add POPFile User" wizard should be run. The safest way to do this is to run the ''adduser.exe'' program from the main POPFile program folder. The Start Menu has a shortcut that will display the location of this program folder:
+スタート -- すべてのプログラム -- POPFile -- Run POPFile
-Start -- All Programs -- POPFile -- Support -- PFI Diagnostic utility (simple)
+もし、POPFile がこのユーザー用に設定されていなければ、"Add POPFile User" ウィザードが起動されます(設定がされていれば POPFile が起動します)。
-Once the wizard has configured POPFile, the standard user should be able to use the "Run POPFile" shortcuts in the Start Menu.
+POPFile はある程度制限されたマルチユーザー機能を実現していますが、同時には一人のユーザーから使用されるのが望ましいです。(詳細はこちら [[multiuserphase1forwindows|POPFile 0.22.x でのマルチユーザサポート(Windows 版)]] )
-===== Running 0.22.5 on Vista =====
-After POPFile has been installed it can be configured and run from a standard account. To configure POPFile for a new user, use this Start Menu shortcut created by the installer:
-Start -- All Programs -- POPFile -- Run POPFile
-If POPFile has not been configured for this user the "Add POPFile User" wizard will be launched (otherwise POPFile will be started).
+===== Vista での 0.22.5 の既知の問題 =====
-Although POPFile 0.22.5 has some limited multi-user features, it should only be used by one user at a time (see the [[multiuserphase1forwindows|Multi-user support in POPFile 0.22.x]] page for further details)
+POPFile 0.22.5 のインストーラーと インストールされる POPFile に付属のユーティリティ（NSIS ベースのプログラム）は、Vista 用に特別のデータを含んでいますので、Vista はどのプログラムが 管理者権限を必要としないかを知ることができます。しかしながら、これは Windows 版の POPFile が Vista 上で適切に動作するようになるための最初の一歩に過ぎません。
-===== Known 0.22.5 Issues on Vista =====
+POPFile に付属のユーティリティのうちいくつかは、実行する前に POPFile が適切に終了したことを確認する必要があります。もし、これらのプログラムのいずれかが標準アカウントから実行された場合、それらのプログラムは、POPFile が起動していないにもかかわらず、POPFile を終了するように要求してくるでしょう。”OK"をクリックしてプログラムが継続するようにしてあげてください。
-The POPFile 0.22.5 installer and the NSIS-based programs it installs contain the special data for Vista so Vista knows which programs do not need administrator mode. However this is only the first step towards making the Windows version of POPFile work properly on Vista.
+この冗長なメッセージが現れるのは、POPFile が起動しているかどうかを確かめるためのコードが、Vista の UAC と互換性がないためです。
-Some of the NSIS-based programs need to ensure that POPFile has been shut down before they can run. If any of these programs is run from a standard account they will ask you to shut down POPFile manually even if POPFile is not running. Clicking "OK" will let the program continue.
+[[HowTos:vistacompatibility | 原文]]
-This redundant message box appears because the code used to test if POPFile is running is not compatible with Vista's UAC feature.
+[[:JP:HowTos | ハウツー]]
+[[:JP | POPFile ドキュメンテーションプロジェクト]]

POPFile - Automatic Email Classification

Vista との互換性

Differences