1.0.0 (2007 年 12 月 21 日)

POPFile v1.0.0 へようこそ

POPFile はナイーブ・ベイズ法を利用したメール分類ツールであり、POP3、
SMTP、NNTP の各プロキシと IMAP フィルタ、ウェブインターフェースで
構成されています。POPFile はほとんどのプラットフォームで、ほとんどの
メールクライアントとともに動作します。

このバージョンはバグ修正と小さな機能追加のリリースです。また、これは
バージョン番号 1 の最初のリリースでもあります。私たちはついに、POPFile
が「ベータ版の」ソフトウェアであるというふりをするのはやめようと決断
したのです :-)


v0.22.5 からの変更点

1. IMAP モジュールに関する変更 / Gmail IMAP のサポート

IMAP モジュールは IMAP サーバに対して 1 セッションだけ接続するように
変更されました。監視フォルダごとにひとつではなく。これにより、IMAP 
モジュールを使用する際に POPFile がサーバにあまり負荷をかけないよう
になり、制限の厳しい IMAP サーバや数多くのバケツを使用している場合
でも動作するようになりました。これにより、Google の Gmail のメールを
POPFile で分類することが可能となりました。

設定方法については POPFile wiki を参照してください:

    http://getpopfile.org/wiki/JP:ExperimentalModules:IMAPInstructions

2. 日本語処理に関する改善

日本語のテキストには単語の間に空白がないため、POPFile はテキストを単語
ごとに分割し、テキストを適切に分析するために「日本語処理(分かち書き)
プログラム」(以下、日本語パーサ)を使用しています。これまで、POPFile 
は日本語のテキストを分析する際に「Kakasi」を使用してきました。
バージョン 1 では、3 つのプログラム(Kakasi、MeCab、内蔵パーサ)より
選択できるようになりました。「bayes_nihongo_parser」という新しい
パラメータによって使用するプログラムを指定することができます(初期設定
は Kakasi です)。

Windows 版のインストーラではインストールする日本語パーサを選択すること
ができます。Kakasi と内蔵パーサを使用するために必要なファイルは
インストーラに含まれています。MeCab のパッケージの大きさはおよそ 13MB 
である(すなわちインストーラに含めるには大きすぎる)ため、POPFile の
インストール時に MeCab が選択された場合、インターネットからダウンロード
されることになります。

そのほかの日本語関係の修正点: ユーザーインターフェースの履歴一覧で、
From、To、Cc ヘッダに不正な文字が含まれている場合に文字化けが起こる
問題を修正しました。履歴一覧で長い件名を短縮する際に日本語のテキストを
正しく処理できていなかった問題を修正しました。

3. インストーラに関する改善

POPFile をインストールしたあとに簡単に SSL サポートを追加できるよう、
インストーラは、必要なサポートファイルをダウンロード・インストールして
SSL サポートを追加することができる「プログラムの追加と削除」エントリを
作成するようになりました。このエントリを使って日本語パーサを変更する
こともできますし、必要な場合は MeCab パッケージをダウンロードします。

インストーラとアンインストーラは、Vista 上で特に標準ユーザアカウントで
起動した場合に、よりうまく動作するようにアップグレードされました。改善
点の多くは Windows XP にもあてはまります。例えば、アンインストール後に
スタートメニューにショートカットを残ってしまうことはほとんどなくなり
ました。

4. ユーザーインターフェース (UI) に関する改善

デフォルトで選択されるスキンが simplyblue に変更されました。2 つの新し
いスキン、coolmint と ocean が追加されました。あまり人気のないスキンを
削除しました: klingon、prjbluegrey、prjsteelbeach。ほとんど重複して
いた tinydefault と lrclaptop を smalldefault に統合しました。他の
ほどんどのスキンが多少洗練されました。

すべてのチェックボックスをチェックする JavaScript を追加しました。選択
したメッセージを履歴から削除するのに便利です。

5. そのほかの改善

メール分析におけるパフォーマンスが向上しました。
エンコードされたファイル名がデコードされるようになりました。
いくつかのメールアドレスがメールアドレスとして扱われない問題を修正しま
した。


ダウンロードできる場所

    http://getpopfile.org/wiki/JP:Download


POPFile をはじめて使う

POPFile をインストールして使用するための導入手順書としてクイック
スタートガイドが用意されています:

    http://getpopfile.org/wiki/JP:QuickStart


Windows 環境における SSL サポート

SSL サポートはインストーラのオプションコンポーネントのひとつとして提供
されています。SSL サポートオプションが選択された場合、インストーラは
インストール時に必要なファイルをダウンロードします。

POPFile のインストール時(あるいはアップグレード時)に SSL サポートを
選択しなかった場合、あるいはインストーラが SSL ファイルをすべてダウン
ロードすることができなかった場合は、「プログラムの追加と削除」の
POPFile エントリを使って SSL サポートを追加インストールすることができ
ます。


クロスプラットフォーム版を使用する場合

POPFile は CPAN にあるいくつかの Perl モジュールを必要とします。以下の
モジュールが必要になるでしょう:

   Date::Parse
   HTML::Template
   HTML::Tagset
   DBD::SQLite2
   DBI
   TimeDate

CPAN から Bundle::POPFile バンドルを取得することにより、POPFile が必要
とするすべてのモジュールをインストールすることができます。

POPFile wiki のインストール手順を参照してください:

   http://getpopfile.org/wiki/JP:HowTos:CrossPlatformInstall

日本語処理が必要なユーザーは、使用したい日本語パーサによってプログラム
や Perl モジュールを追加インストールする必要があるでしょう。これらの
インストール方法についての情報は、POPFile wiki を参照してください:

   http://getpopfile.org/wiki/JP:HowTos:CrossPlatformInstall


クロスプラットフォーム版に関する既知の問題

現在のバージョンの SQLite (v3.x) は POPFile と互換性がありません。
データベースにアクセスするために DBD::SQLite2 を使用しなければなりませ
ん。

Windows 以外のプラットフォームで SSL を使用する場合、IO::Socket::SSL
v0.97 もしくは v0.99 を使うべきではありません。これらは POPFile と
互換性がないことがわかっています。正しく動作する IO::Socket::SSL の
最新バージョンは v1.07 です。


Windows 版に関する既知の問題

1. タスクバーのアイコンによって POPFile がフリーズすることがあります。
ある環境において、メールをチェック、ダウンロードしている間にタスクバー
のアイコンのツールティップスを表示させようとしたり、アイコンの上に
カーソルをあわせたりすると POPFile がフリーズすることがあります。この
問題の正確な原因はまだわかっていませんが、あるビデオカードと関係して
いるかもしれません。この問題が起こる場合、タスクバーのアイコンを無効に
してください。

この問題のため、IMAP モジュールを利用するユーザーにはタスクバーの
アイコンを無効にすることをおすすめします。メールクライアントを使って
POP3 接続をする場合よりも、気がつかないうちにフリーズが起こる可能性が
高いと考えられるためです。

2. Windows で複数のメールアカウントのメールを同時にチェックしたい。
Windows で Perl の新しいプロセスを起動するのには長い時間がかかるため、
デフォルトでは Windows のための最適化が有効になっています: メール
プログラムが POPFile に接続すると、POPFile はそれを「親」プロセス内で
処理します。これにより、すぐに接続が行われ、メールのダウンロードが非常
に早く始まります。しかしこれは一度にひとつのサーバからしかメッセージを
ダウンロードすることができないということを意味します(最大で 6 つまで
の接続が待ち行列に並べられ、届いた順番に処理されます)。そして、メール
をダウンロードしている間は UI を使用することはできません。

この動作を無効にすることができます(そうすれば同時に UI を使用すること
ができ、好きなだけメール接続を行うことができます)。UI の設定パネルで
「POP3 同時接続の許可:」が「はい」になっていることを確認してください。
あるいは、コマンドラインから --set pop3_force_fork=1 を指定します。

デフォルトの動作(POP3 同時接続不可)では、いくつかのアカウントを
チェックした際にメールクライアントが時間切れになる可能性があります
(POPFile は一度にひとつのアカウントしか処理しないため、すべての
アカウントを処理するのにしばらく時間がかかるのです)。
 
SSL サポートを使用する場合には、デフォルトの設定(POP3 同時接続不可)
を使用しなければいけません。そうでないと POPFile はクラッシュします。


v0.22.0 のリリースノート

v0.22.0 より以前のリリースからアップグレードする場合はより詳しい情報を
得るために v0.22.0 のリリースノートをお読みください:

   http://getpopfile.org/wiki/ReleaseNotes


寄付

POPFile を支えるために、「Donate!」ボタンをクリックして苦労して稼いだ
お金を私に寄付してくれたすべての方々に感謝しています。また、パッチの
提供や機能の要望、バグ報告、ユーザーサポート、翻訳などを行うために時間
を割いて協力してくれた方々にも感謝します。

   http://sourceforge.net/forum/forum.php?forum_id=213876


謝辞

POPFile に貢献してくれたすべての方々にとても感謝しています。

John.
 
jp/releasenotes/1.0.0.txt · Last modified: 2008/02/08 19:49 (external edit)

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