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このページは、現在IMAP モジュールのベータテスト希望者に対して、どうやってモジュールを起動するか、どうやって設定するか、何ができるのかを理解してもらうことを狙いとしています。このページが、いつか本当のドキュメンテーションになることを願っています。
IMAP.pm は、 POPFile の POP3 モジュールとは異なり、プロキシではありません。このモジュールは、IMAP サーバーに接続し、POPFileが起動している限り接続したままでいようとします。一定の (設定可能な) 間隔で、IMAP サーバーの新しいメッセージをチェックします。新しいメッセージは分類され、メッセージが分類されたバケツに基づいて、サーバー上の他のフォルダに移動されます。 IMAP.pm は新着メールをチェックするだけではなく、あなたがメールを移動した先のフォルダもスキャンします。例えば、あなたが それぞれ spam と ham バケツに対応する、“spam” と “ham” というフォルダを作成した場合、POPFile は、ham フォルダに spam として誤って分類されたメールがないかどうかを調べます。その逆もそうです。 まとめると:
IMAP モジュールは、通常のPOPFile 0.22.4 には含まれていません。POPFile 0.22.4 にモジュールを追加する、 IMAP アップデータ (Windows 版) (192 KB zip ファイル) が作成されています。IMAP アップデータは、IMAP モジュールをSourceForge からダウンロードしますので、簡単に開発と同期をとり続けることができます。デフォルトでは、アップデータはインストールされている POPFile と互換性のある最新バージョンの IMAP モジュールをダウンロードしますが、特定のバージョンをダウンロードすることもできます。
IMAP モジュールは、クロスプラットホーム版のPOPFile 0.22.1 に含まれており、追加でダウンロードする必要はありません。ですが、IMAP モジュールは開発途中のため、POPFile のバージョンアップとは別にバージョンが新しくなることがあります。新しいバージョンの入手方法は、以下のとおりです:
注意: 現在のところ、クロスプラットフォーム版には、Windows 版のようなアップデータはありません。
POPFile の CVS バージョンを使用している場合、 ここ からモジュールをダウンロードすべきです。
もちろん、IMAP 対応のメールクライアント、IMAP のアカウントが必要です。
IMAP.pm はデフォルトでは使用停止になっています。使用可能にするには、
これで、IMAP.pm は、POPFile とともに動いているでしょう。
POPFile の IMAP モジュールを使用するときに、メールクライアントの設定に何の変更もする必要はありません。
モジュールを設定するには、POPFile UI から、設定タブに移動します。しかしながらそのまえに、メールクライアントから IMAP サーバー上に分類されたメッセージを受け取るフォルダを作ってみてはいかがでしょう。例えば、バケツの設定に基づく、“spam”、“work”、“personal”という名前のフォルダです。フォルダ名とバケツ名は同じである必要はありませんが。
はじめに、IMAP サーバーへの接続情報を入力します、例えば、サーバーのホスト名または IP アドレス、サーバーが接続を待っているポート番号 ( デフォルト: 143)、あなたのユーザー(ログイン)名とパスワードです。これが終わったら、“設定”ボタンをクリックします。
次に、モジュールに対して、メールを受け取るIMAP フォルダ(通常 INBOX フォルダ)と、分類されたメッセージの行き先となるフォルダを設定する必要があります。メールクライアントから、バケツに対応する新しいフォルダを作成する必要があります。 “フォルダリストの更新” の(隣にある)実行ボタンをクリックすると、モジュールはIMAPサーバーに接続し、フォルダのリストを取得しようとします。
さて、監視フォルダ(デフォルト:INBOX)を選択し、ドロップダウンメニューの下にある“適用”ボタンをクリックします。対応する“追加”ボタンをクリックし、監視フォルダを追加することもできます。 監視フォルダを削除することもできます。(削除するには)単純にすでに選択されている別の監視フォルダと同じ監視フォルダを設定するだけです。言い換えれば、重複した監視フォルダは削除されます。
UI には、バケツ毎に、そのバケツに分類されたメールの移動先のドロップダウンメニューが表示されています。あるバケツに分類されたメールの移動先をINBOX フォルダに戻すこともでき、 ham メッセージが単に INBOX フォルダにとどまり、spam メッセージを他のフォルダに移動させることもできます。“適用”をクリックして、選択したフォルダを保存しましょう。
? 監視フォルダから移動されたメッセージを削除する !メッセージを監視フォルダから移動した後に、IMAP.pm に EXPUNGE (削除) コマンドを発行させたい場合は、これをチェックしましょう。 注意: この設定により、メールクライアントから削除マークをつけたメッセージも削除します。 ? 更新の間隔(秒) ! ステータスを更新する間隔の秒数を入力します。どの程度 IMAP.pm がメールボックスをチェックしますか? ? メッセージ毎のバイト数 !ダウンロードされる (そして分類に使われる) メッセージ毎のバイト数は、“GLOBAL_message_cutoff”によって制限されています。この値は、POPFile UI の詳細設定タブから設定可能です; デフォルトは100,000 バイトです。この値を0にした場合は、制限がなくなり、どれだけメッセージが大きくても、常にメッセージの全文が使用されます。 ? デバッグレベル ! cvs 上の最新バージョンでは、IMAP 固有のデバッグレベルはありません。現在は、POPFile 全体でのデバッグレベルがあり、詳細設定タブから変更可能です: “logger_level” の値を変更することで、ログの詳細度合いを変更します。繰り返すと、デバッグレベルが高いほど、POPFile のログファイルに多くの情報が出力されます。何か問題を発見し、それを Bleeding Edge - ソースコードフォーラム に報告したいときには、詳細なログファイルが記録されるようにしておいてください。この値は、0:致命的なエラーだけが記録されるものから、2: ほとんどすべてを記録するまでの値をとります。
“適用”をクリックすると設定が保存され、すぐ有効になります。
何か不具合を見つけたり ( もしくは何か疑問がある場合 )、 Bleeding Edge - Source code forum を訪ねて、IMAPに関する最新のスレッドを探して(もしくは新しいスレッドを開始して)、できるだけ詳細な情報を提供しましょう(訳注:英語です)。ただし、数MBもあるログファイルを投稿すべきだと言っているわけではありません。
訳注:日本語フォーラムでも、不具合の報告や質問を受け付けています。 POPFile 全般 あるいは POPFile 初学者専用 へどうぞ。最終的には、本家フォーラムに報告いただくことになるかもしれませんが、簡単なアドバイスなら可能かもしれません。
私たちは、IMAP に対応したいろいろなメールクライアントや、それぞれのクライアントがどのように POPFile の IMAPモジュールと連係するかに関する wiki page を開始しました。既存のメールクライアントへの情報追加、あるいは見あたらないメールクライアントの情報は非常にありがたいです。
POPFile の IMAP モジュールの将来の案について知りたい場合は、 IMAP roadmap pageを参照してください(訳注:英語です)。
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