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jp:howtos:backup [2007/01/23 14:31] – manni | jp:howtos:backup [2011/12/21 14:59] – amatubu | ||
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====== POPFile の設定のバックアップとリストア、他のマシンへの移動 ====== | ====== POPFile の設定のバックアップとリストア、他のマシンへの移動 ====== | ||
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===== なぜバックアップする必要があるのですか? ===== | ===== なぜバックアップする必要があるのですか? ===== | ||
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POPFileのバックアップをするのには、主に3つの理由があります。 | POPFileのバックアップをするのには、主に3つの理由があります。 | ||
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- POPFileの新しいバージョンをインストールする前にはいつもバックアップすべきです。 | - POPFileの新しいバージョンをインストールする前にはいつもバックアップすべきです。 | ||
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- 定期的に設定をバックアップしたい場合もあるでしょう。特に、スキンを編集したり、プレリリースバージョンを試したり、ソースを編集する場合。 | - 定期的に設定をバックアップしたい場合もあるでしょう。特に、スキンを編集したり、プレリリースバージョンを試したり、ソースを編集する場合。 | ||
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- ウィルスやハードウェアの故障、誤操作やPOPFileのバグによってコーパスが破損する可能性があります。コーパスはメールの分類方法についてPOPFileが学習したすべての内容が含まれている、POPFileの中で最も重要なファイルです。 | - ウィルスやハードウェアの故障、誤操作やPOPFileのバグによってコーパスが破損する可能性があります。コーパスはメールの分類方法についてPOPFileが学習したすべての内容が含まれている、POPFileの中で最も重要なファイルです。 | ||
- | ===== ユーザデータのファイルを探す(訳注:Windows 版) ===== | + | |
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+ | ===== ユーザデータのファイルを探す(Windows 版) ===== | ||
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もともとは、POPFile フォルダとそのサブフォルダにすべてのファイルを保存していました。0.21.0 より、新しくインストールされたときに POPFile フォルダとは別のフォルダにデータファイルを保存することができるようになりました。データファイルを別に保存するひとつの理由は、それぞれのユーザが自分用のコーパスを使うことができるからです。 | もともとは、POPFile フォルダとそのサブフォルダにすべてのファイルを保存していました。0.21.0 より、新しくインストールされたときに POPFile フォルダとは別のフォルダにデータファイルを保存することができるようになりました。データファイルを別に保存するひとつの理由は、それぞれのユーザが自分用のコーパスを使うことができるからです。 | ||
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注意: 古いバージョンの POPFile からアップグレードしたとき、Windows 版のインストーラは既存のデータをアップグレードすることを提案します。そして、データファイルは POPFile フォルダにそのまま保存されます。この制限は、インストーラを走らせたユーザにのみ適用されます。別のユーザが POPFile を使うように設定した場合、そのユーザのデータは別のディレクトリに保存することができます。 | 注意: 古いバージョンの POPFile からアップグレードしたとき、Windows 版のインストーラは既存のデータをアップグレードすることを提案します。そして、データファイルは POPFile フォルダにそのまま保存されます。この制限は、インストーラを走らせたユーザにのみ適用されます。別のユーザが POPFile を使うように設定した場合、そのユーザのデータは別のディレクトリに保存することができます。 | ||
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POPFile は POPFILE_ROOT 、POPFILE_USER という環境変数を使って、POPFile のフォルダやユーザデータのフォルダの場所を探します。インストーラは Windows ですぐに POPFile を使いたいというほとんどのユーザのために、それぞれのユーザについて環境変数を作成します(そして、設定はレジストリに保存されます)。 | POPFile は POPFILE_ROOT 、POPFILE_USER という環境変数を使って、POPFile のフォルダやユーザデータのフォルダの場所を探します。インストーラは Windows ですぐに POPFile を使いたいというほとんどのユーザのために、それぞれのユーザについて環境変数を作成します(そして、設定はレジストリに保存されます)。 | ||
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インストーラは、// | インストーラは、// | ||
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8.3 形式は見た目がわかりにくいため、ログインしているユーザのデータファイルの場所を見つけるための小さなユーティリティを作りました。POPFile 0.22.0 以降の Windows 版インストーラはこのユーティリティをインストールして、スタートメニューにショートカット(スタート -> プログラム -> | 8.3 形式は見た目がわかりにくいため、ログインしているユーザのデータファイルの場所を見つけるための小さなユーティリティを作りました。POPFile 0.22.0 以降の Windows 版インストーラはこのユーティリティをインストールして、スタートメニューにショートカット(スタート -> プログラム -> | ||
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POPFile のすべてをバックアップするには、単に POPFile フォルダとサブフォルダ、それからもしユーザデータを別の場所に保存しているのならば、ユーザデータフォルダとそのサブフォルダをバックアップします。 | POPFile のすべてをバックアップするには、単に POPFile フォルダとサブフォルダ、それからもしユーザデータを別の場所に保存しているのならば、ユーザデータフォルダとそのサブフォルダをバックアップします。 | ||
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注意: POPFile が複数のユーザで使うように設定されている場合、バックアップするユーザデータがいくつかあるかもしれません。 | 注意: POPFile が複数のユーザで使うように設定されている場合、バックアップするユーザデータがいくつかあるかもしれません。 | ||
- | Windows 版では、POPFile のデフォルトの保存先は //C:\Program Files\POPFile// です(インストーラでインストールする際に、別の場所を選ぶこともできます)。 | + | |
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+ | Windows 版では、POPFile のデフォルトの保存先は //C:\Program Files\POPFile// です(インストーラでインストールする際に、別の場所を選ぶこともできます)。 | ||
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ユーザデータがデフォルトで保存される場所は、それほど簡単にはいきません: | ユーザデータがデフォルトで保存される場所は、それほど簡単にはいきません: | ||
- | * 古いバージョンの POPFile からアップグレードした場合、アップグレードしたユーザのデータフォルダのデフォルトの保存場所は、POPFile フォルダです(通常のデフォルトでは、// | ||
- | | + | |
+ | * 古いバージョンの POPFile からアップグレードした場合、アップグレードしたユーザのデータフォルダのデフォルトの保存場所は、POPFile フォルダです(通常のデフォルトでは、// | ||
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インストーラ、' | インストーラ、' | ||
- | バックアップするフォルダがわかったら、単にそのフォルダをコピーするだけではなく、zipや[[http:// | + | |
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+ | バックアップするフォルダがわかったら、単にそのフォルダをコピーするだけではなく、zipや[[http:// | ||
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+ | POPFile User Data Backup/ | ||
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+ | ===== ユーザデータのファイルを探す(Mac OS X 版) ===== | ||
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+ | Mac OS X 版では、POPFile のデータは %%/ | ||
===== リストアと他のマシンへのコピー ===== | ===== リストアと他のマシンへのコピー ===== | ||
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POPFileの設定をリストアしなければならない、あるいは設定を他のコンピュータにコピーしたいこともあるでしょう。例えば、POPFileの設定を家で使うマシンと仕事で使うマシンとで共有したいといった場合です。 | POPFileの設定をリストアしなければならない、あるいは設定を他のコンピュータにコピーしたいこともあるでしょう。例えば、POPFileの設定を家で使うマシンと仕事で使うマシンとで共有したいといった場合です。 | ||
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リストアするためには、 | リストアするためには、 | ||
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* 1. もしPOPFileが起動していたら、終了します。 | * 1. もしPOPFileが起動していたら、終了します。 | ||
+ | |||
* 2.a. インストールされているPOPFileのバージョンがバックアップされたものと同じか古い場合、 | * 2.a. インストールされているPOPFileのバージョンがバックアップされたものと同じか古い場合、 | ||
- | | + | |
+ | | ||
* 2.b. インストールされているPOPFileのバージョンがバックアップされたものよりも新しい場合、 | * 2.b. インストールされているPOPFileのバージョンがバックアップされたものよりも新しい場合、 | ||
+ | |||
* 上と同じようにリストアした後、新しいバージョンを再インストールします。この順番をとることによって、設定ファイルが上書きされるのを防ぐことができます(stopwordを追加していた場合など)。これにより、同じバージョンを使っているときに、バックアップした設定ファイルの名前を変えておくといった必要がなくなります。 | * 上と同じようにリストアした後、新しいバージョンを再インストールします。この順番をとることによって、設定ファイルが上書きされるのを防ぐことができます(stopwordを追加していた場合など)。これにより、同じバージョンを使っているときに、バックアップした設定ファイルの名前を変えておくといった必要がなくなります。 | ||
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いずれの場合においても、// | いずれの場合においても、// | ||
Line 53: | Line 107: | ||
最小限のものをバックアップしたいなら、設定を保存するために、以下のファイルが不可欠です(場合によっては必要ないものもあります)。 | 最小限のものをバックアップしたいなら、設定を保存するために、以下のファイルが不可欠です(場合によっては必要ないものもあります)。 | ||
- | ? **popfile.cfg** | + | ? popfile.cfg |
! このファイルにはPOPFileが使用するポート、スキン、言語などの設定が保存されています。 | ! このファイルにはPOPFileが使用するポート、スキン、言語などの設定が保存されています。 | ||
- | ? **popfile.db** | + | ? popfile.db |
- | ! このファイルにはPOPFileの [[JP_Glossary:TheCorpus | コーパス]] とバケツごとの設定が含まれています。設定にはバケツの色や隔離するかどうか、ヘッダーを修正するかどうかやマグネットの情報といったものが含まれています。 | + | ! このファイルにはPOPFileの [[JP:Glossary:TheCorpus | コーパス]] とバケツごとの設定が含まれています。設定にはバケツの色や隔離するかどうか、ヘッダーを修正するかどうかやマグネットの情報といったものが含まれています。 |
- | ? **stopwords**ファイル | + | ? stopwords ファイル |
! このファイルにはPOPFileが無視する単語のリストが含まれています。このリストに自分で単語を追加したり削除したりした場合、このファイルもバックアップする必要があるでしょう。 | ! このファイルにはPOPFileが無視する単語のリストが含まれています。このリストに自分で単語を追加したり削除したりした場合、このファイルもバックアップする必要があるでしょう。 | ||
- | ? **pfi-outexpress.ini** (Windows のみ) | + | ? pfi-outexpress.ini (Windows のみ) |
! インストーラや 'Add POPFile User' ウィザードによって変更された Outlook Express の設定をもとの設定に戻すためにアンインストーラが使用します。なにも変更されなかった場合は、このファイルは存在しません。 | ! インストーラや 'Add POPFile User' ウィザードによって変更された Outlook Express の設定をもとの設定に戻すためにアンインストーラが使用します。なにも変更されなかった場合は、このファイルは存在しません。 | ||
- | ? **pfi-outlook.ini** (Windows only) | + | ? pfi-outlook.ini (Windows only) |
! インストーラや 'Add POPFile User' ウィザードによって変更された Outlook の設定をもとの設定に戻すためにアンインストーラが使用します。なにも変更されなかった場合は、このファイルは存在しません。 | ! インストーラや 'Add POPFile User' ウィザードによって変更された Outlook の設定をもとの設定に戻すためにアンインストーラが使用します。なにも変更されなかった場合は、このファイルは存在しません。 | ||
- | ? **pfi-eudora.ini** (Windows only) | + | ? pfi-eudora.ini (Windows only) |
! インストーラや 'Add POPFile User' ウィザードによって変更された Eudora の設定をもとの設定に戻すためにアンインストーラが使用します。なにも変更されなかった場合は、このファイルは存在しません。 | ! インストーラや 'Add POPFile User' ウィザードによって変更された Eudora の設定をもとの設定に戻すためにアンインストーラが使用します。なにも変更されなかった場合は、このファイルは存在しません。 | ||
- | ? **uninstalluser.exe** (Windows only) | + | ? uninstalluser.exe (Windows only) |
! (ユーザデータファイル、フォルダを削除するのの加えて、)**pfi-*.ini** ファイルを使って Outlook Express、Outlook、Eudora の設定を元に戻すアンインストーラーです。 | ! (ユーザデータファイル、フォルダを削除するのの加えて、)**pfi-*.ini** ファイルを使って Outlook Express、Outlook、Eudora の設定を元に戻すアンインストーラーです。 | ||
- | ? **archive**サブディレクトリ | + | ? archiveサブディレクトリ |
! メッセージのアーカイブを保存するように設定した場合、このフォルダのバックアップを忘れないでください。 | ! メッセージのアーカイブを保存するように設定した場合、このフォルダのバックアップを忘れないでください。 | ||
- | ? **skins**サブディレクトリ | + | ? skins サブディレクトリ |
! POPFileのスキンを追加、あるいは修正した場合のみバックアップする必要があります。 | ! POPFileのスキンを追加、あるいは修正した場合のみバックアップする必要があります。 | ||
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参考 : | 参考 : | ||
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[[: HowTos: | [[: HowTos: | ||
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