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jp:howtos:upgradingpopfiledata [2007/07/07 07:33] – amatubu | jp:howtos:upgradingpopfiledata [2008/02/08 19:49] (current) – external edit 127.0.0.1 | ||
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====== 既存の POPFile のデータをアップグレードする ====== | ====== 既存の POPFile のデータをアップグレードする ====== | ||
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+ | ===== Windows 版の POPFile ===== | ||
Windows 版の POPFile インストーラーは、インストールされている POPFile を自動的に検知し、アップグレードするかどうか確認してきます。アップグレードによって POPFile のコーパスのデータ形式や構造が変更されることがあり、この場合インストーラーは進行中のメッセージを表示します。(というのは、とても大きなコーパスをアップグレードするには、数分またはそれ以上の時間がかかるからです)。 | Windows 版の POPFile インストーラーは、インストールされている POPFile を自動的に検知し、アップグレードするかどうか確認してきます。アップグレードによって POPFile のコーパスのデータ形式や構造が変更されることがあり、この場合インストーラーは進行中のメッセージを表示します。(というのは、とても大きなコーパスをアップグレードするには、数分またはそれ以上の時間がかかるからです)。 | ||
インストーラーはこれらの進行中のメッセージを表示するためにいくつかの Windows 版のユーティリティ(たとえば、Message Capture utility)を使用しますが、コーパスのデータベースアップグレードは、インストーラーの役割ではありません。コーパスのアップグレードは実際には POPFile 本体が行っているのです。 | インストーラーはこれらの進行中のメッセージを表示するためにいくつかの Windows 版のユーティリティ(たとえば、Message Capture utility)を使用しますが、コーパスのデータベースアップグレードは、インストーラーの役割ではありません。コーパスのアップグレードは実際には POPFile 本体が行っているのです。 | ||
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+ | ===== クロスプラットフォーム版の POPFile ===== | ||
この wiki のページでは、クロスプラットフォーム版のユーザーに対して、コーパスのデータベースアップグレードに関する概要を説明しています。 | この wiki のページでは、クロスプラットフォーム版のユーザーに対して、コーパスのデータベースアップグレードに関する概要を説明しています。 | ||
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* [[JP: | * [[JP: | ||
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+ | ==== SQLite Perl モジュールについて ==== | ||
SQLite モジュールを追加するときには注意が必要です - 二つの互換性のないバージョンがあり(SQLite 2.x のライブラリを使用しているものと SQLite 3.x を使用しているもの)、現在の POPFile (0.22.5)は SQLite 2.x でしか動作しないためです。 | SQLite モジュールを追加するときには注意が必要です - 二つの互換性のないバージョンがあり(SQLite 2.x のライブラリを使用しているものと SQLite 3.x を使用しているもの)、現在の POPFile (0.22.5)は SQLite 2.x でしか動作しないためです。 | ||
Line 31: | Line 37: | ||
POPFile が SQLite を使い始めたとき、SQLite Perl モジュールは、SQLite 2.x のライブラリを使用していました。しかし、SQLite 3.x | POPFile が SQLite を使い始めたとき、SQLite Perl モジュールは、SQLite 2.x のライブラリを使用していました。しかし、SQLite 3.x | ||
がリリースされたとき、SQLite モジュールは SQLite 3.x を使用するようにアップグレードされ、新たに SQLite 2.x をサポートする SQLite2 Perl モジュールが作成されました。この事情はわかりにくいでしょうから、ある程度の詳細が [[: | がリリースされたとき、SQLite モジュールは SQLite 3.x を使用するようにアップグレードされ、新たに SQLite 2.x をサポートする SQLite2 Perl モジュールが作成されました。この事情はわかりにくいでしょうから、ある程度の詳細が [[: | ||
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+ | === POPFile 0.22.5 === | ||
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+ | POPFile 0.22.5 はデフォルトで SQLite2 モジュールを使用します。そのため、POPFile を初めてインストールするのであれば、popfile.cfg を編集する必要はないでしょう。 | ||
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+ | === POPFile 0.22.4 以前 === | ||
SQLite2 モジュールを Perl に追加し、 popfile.cfg を編集して SQLite 2を使用する方が簡単だと思われるかもしれません([[: | SQLite2 モジュールを Perl に追加し、 popfile.cfg を編集して SQLite 2を使用する方が簡単だと思われるかもしれません([[: | ||
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+ | ===== アップグレードプロセスについて ===== | ||
BerkeleyDB やフラットファイルのコーパスから、SQLite データベースへのアップグレードは、POPFile が起動したときに行われます。このデータベースアップグレードにはある程度の数分程度(場合によっては数十分)の時間がかかり、この間 POPFile は固まったように(たとえば UI が見えなく)なります。それぞれのコーパスが変換されるたび、昔のBerkeleyDB のデータベースファイル(table.db)や、昔のフラットファイル(table)が削除されますので、コーパスのディレクトリを見れば、アップグレードの進展を確認することもできます。 | BerkeleyDB やフラットファイルのコーパスから、SQLite データベースへのアップグレードは、POPFile が起動したときに行われます。このデータベースアップグレードにはある程度の数分程度(場合によっては数十分)の時間がかかり、この間 POPFile は固まったように(たとえば UI が見えなく)なります。それぞれのコーパスが変換されるたび、昔のBerkeleyDB のデータベースファイル(table.db)や、昔のフラットファイル(table)が削除されますので、コーパスのディレクトリを見れば、アップグレードの進展を確認することもできます。 |
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