POPFile は2種類のファイルにアクセスする必要があり、2つのやり方でそれらを見つけようとします。
POPFile がアクセスしなければならない最初のファイルは、いくつかのモジュールとして提供されている、POPFile のソースコードです。もう一つのファイルは、設定ファイル、データベースファイルで構成されており、設定情報とコーパスが保存されています。
両方のファイルが同じ場所にある必要はありません。これら2種類のファイルを見つけるために、POPFile はまず環境変数のPOPFILE_ROOT と POPFILE_USER の値を取得しようとします。前者はPOPFile のソースコードモジュールが格納されるディレクトリを指しており、後者はユーザー毎のデータ、つまりパラメータやコーパスのデータベースといったものの格納場所を指しています。もし環境変数が設定されていない場合は、POPFile はそれらをカレントディレクトリから探そうとします。
Windows 版の POPFile を使用している場合は、これらの全てはインストーラーによって設定されます。ソースコードモジュールは、“program files”ディレクトリにインストールされ、ユーザー毎のデータは、“application data” フォルダに格納されます。2つの環境変数も、それぞれこの2つの場所を指しています。
こちらが、POPFile がインストールされた状態でのディレクトリ構造です。( Windows 版のインストーラー、またはクロスプラットホーム版を展開したものどちらも)
popfile/
POPFile がインストールされたルートフォルダには、POPFile の重要なスクリプト (popfile.pl)が入っており、ソースコードモジュールに加えて、Windows 版では、実行ファイル(EXE)版も入っています。システムの設定や言語によりますが、例えば Windows では、“C:\Program Files\” にこのフォルダがあります。
このディレクトリには、以下のサブディレクトリを含んでいます:
popfile/Classifier/ popfile/kakasi/ (Windows 版で日本語処理のサポートがインストールされている場合) popfile/languages/ popfile/lib/ (Windows版で最小版の Perl によって使用されます ) popfile/manual/ (クイックスタートガイド (英語) ) popfile/Platform/ (Windows版) popfile/POPFile/ popfile/Proxy/ popfile/skins/ popfile/UI/
最近の Windows (XPや2000は確かに) では、システムが “Application Data”を保存しているフォルダに、もう一つの “POPFile”ディレクトリ見つけることができるでしょう。ディレクトリの位置は、バージョンや言語やWindowsの設定によって異なり、また、インストーラーや 'Add POPFile User' ウィザードが推奨するデフォルトの位置を使用したかどうかなど様々な条件によって変わります。
Windows 版のインストーラーと 'Add POPFile User' ウィザードのおかげで、デフォルト以外の場所を選ぶのはとても簡単です。もしデフォルトの場所が使われても、適切なフォルダを見つけるのが難しいことがありますから、レジストリを深く追求する必要がないように、 PFI Diagnostic utility が作られました。このユーティリティーは、POPFile プログラムと 'ユーザごとのデータ' の位置を表示します。
Windows XP では、'ユーザーごとのデータ' は下記にあるでしょう: C:\Documents and Settings\User Name\Application Data\POPFile。 Application Data フォルダは通常は表示されないフォルダですので、その場合は エクスプローラーのアドレスバーにこの場所を入力することで簡単にアクセスすることができるでしょう。
このディレクトリは通常すくなくとも一つのサブディレクトリ (メッセージ) を含んでいます:
backup/ (Windows 版で、インストーラーか'Add POPFile User' ウィザードが古いコーパスを見つけた場合) messages/
これらは、あなたが履歴ページにアクセスしたときに、POPFile が表示するメッセージを含んでいます。通常メッセージは2日間しか保存されず、自動的に POPFile によって削除されます。( UI の設定ページからメッセージが保存される日数を変更することができます)
messages ディレクトリと同じところに、いくつかのファイルが見つかるでしょう。もっとも重要なものは下記の通りです:
popfile.cfg popfile.db stopwords
engine モジュールのディレクトリ構造は下記の通りです:
popfile/engine/ popfile/engine/Classifier/ popfile/engine/Devel/ popfile/engine/languages/ popfile/engine/manual/ popfile/engine/Platform/ popfile/engine/POPFile/ popfile/engine/Proxy/ popfile/engine/skins/ popfile/engine/Test/ popfile/engine/tests popfile/engine/UI/
windows モジュールのディレクトリ構造は下記の通りです:
popfile/windows/ popfile/windows/languages/ popfile/windows/POPFileIcon/ popfile/windows/test/ popfile/windows/UI/ popfile/windows/install/ ( 現在は使われていません - SourceForgeがこれを削除するのを待っています )
“popfile/windows” ディレクトリの中にあるファイルとサブディレクトリは、Windows 版のインストーラーといくつかの実行プログラム(EXE)をビルドするためだけに使われています。popfile/windows/POPFileIcon/ ディレクトリにある popfile.ico ファイル も PerlベースのWindows版の実行ファイル(EXE)をビルドするために使われます。 (“popfile/engine/” ディレクトリの “Makefile” を参照)。
以下は他のページに移動すべきかもしれませんが、現在はここにあります。古い、重複したディレクトリ構造のページから移動したものです。
popfile.cfgに関するメモ:
ディレクトリ(フォルダ)名はショートネーム(8.3形式)でなければならない、 最後のスラッシュのある/なしは、上記の例毎に守られなければならない、 Windows 形式のバックスラッシュ( \ )は、Unix形式の通常のスラッシュ( / )に変換されなければならない
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