spamを防ぐためにできることはありますか?

フィルタは届いてしまったspamに対しての対応方法です。その前にまず、spamを防ぐためにできることがいろいろあります。それらの方法によって完全にspamから逃れることはできないでしょうが、助けにはなるでしょう。以下はその方法のリストです:

  • spamの申し出から何も買ってはいけません! spam送信者は、お金を稼ぐためにspamを送っているからです。私たちを悩ませるために送っているようにも見えますが、実は家賃を払うためなのです。したがって、みんなが協力してspamを送っても何も儲からないようにさせれば、spam送信者は失業して、メールボックスにspamメッセージが届くことはなくなるでしょう。ですから、spamで宣伝された製品を買ってはいけません!(訳注:spamvertizedは、おそらくspam+advertiseの造語) spamで宣伝された製品を買うということは反社会的なことであるということ、spamが送られてくる理由はどこかのおろかな人がいつもクリックして買ってしまうからだということを同僚、友人、家族などに伝えてください。そして、spamを使う広告主を支えるようなことはしないと(個人的に)誓ってください。
  • メールアドレスを友人や信頼できるWebサイトだけに知らせるようにしてください。ほとんどのWebサイトは、あなたの情報をどのように使用するかを書いたプライバシーポリシーを掲載しています。
  • 個人のメールアドレス(訳注:プロバイダのアドレスなど、メインで使うメールアドレスのことです)をWebページやフォーラム、ニュースグループやチャットなどのシステムに載せないようにしてください。多くのspam送信者は、自動的にインターネットを探し回ってこれらの場所からメールアドレスを収集し、それをリストにするツールを使っています。代わりに、YahooやHotMailなどのサービスから無料のメールアドレスを取得して、そのメールアドレスを載せるようにします(このメールアドレスにジャンクメールが届くようになるわけです)。このアドレスは、月に数回程度、誰かが読む価値のあるメールを送ってきていないかどうかチェックするだけでよくなります。それ以外のメールはまとめて捨ててしまいます。もし、メインで使用するメールアドレスを使わなければいけないのであれば、いくつかの方法でマスクすることができます。人は読むことができますが、ツールでは簡単に読めないような方法です。例えば、メールアドレスが [email protected] であった場合、 bob at bobco dot com というように表現するのです。ほとんどの人は、このアドレスをどう読めばいいのかわかるでしょう。
  • 多くの企業はコンテストや懸賞サイトでメールアドレスを登録させます。このとき、メインで使用するアドレスではなく、ジャンクメール用のメールアドレスを登録するようにします。多くの “ギフトカード” のサイトについても同じことが言えます。これらのサイトは、仮想の花を送ることや洒落たカードを受け取るよりも、メールアドレスを収集することを目的としています。収集されるのはあなたのメールアドレスだけではありません。あなたがカードを送った相手のアドレスも収集されてしまいます。これらのサービスを使うときには十分注意してください。
  • spamメールに返信してはいけません。現在では、ほとんどのメッセージのヘッダ(通信経路の情報)は偽装されているので、返信しても spam 送信者には届かないでしょう。しかし、ヘッダが偽装されていなかった場合には、返信することによってあなたがそのメールを読んだということをspam送信者に知られてしまいます。それによって、もっとspamが届くようになる可能性があります。また、リストから登録を解除するのは、合法の組織からのものだけにしましょう。(彼らはたいてい、詳しいプライバシーポリシーを掲げています)。
  • (部署などの)グループメーリングリストがある企業にあなたが属している場合には、そのメーリングリストのアドレスを赤の他人などに知られないよう注意してください。それらはspam送信者にとって、宝の山だからです。
  • POPFileの新機能である、 隔離 機能を使ってください。これはほかの目的のための機能ですが、メールに埋め込まれたWebバグを表示することを防ぐこともできます。あなたがそのメールを開いたことをWebバグがspam送信者に知らせるのを阻止することができます。
  • ほかにもあなたに関する情報はさまざまなところで提供されている可能性があります。例えば、あなたの使っているプロバイダは、IRCのチャットシステムでよく使われる Ident というサービスを動かしているかもしれません。このサービスによって、あなたのメールアドレスが推測される可能性があります。
  • メンバーにディレクトリを提供するようなオンラインサービスを使っている場合、可能ならばそういった機能(デイレクトリ提供)には登録しないようにしましょう。
  • spamを収集してそのメッセージの発信元を調べてくれるプロバイダもあります。プロバイダのポリシーを確認してみましょう。プロバイダがあなたの助けになってくれるかもしれません。どこに住んでいるかにもよりますが、法律があなたの助けとなるかもしれません。例えば、spamに不正や詐欺の内容が含まれている場合、連邦取引委員会(FTC) [email protected] に転送して、彼らのデータベースに追加してもらうことができます。(訳注:日本では、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」及び「特定商取引に関する法律」により、受信者が望んでいないメールを送信する場合にはタイトルに「未承諾広告※」をつけること、メールの最初に事業者及び送信者の氏名または名称、受信拒否のためのメールアドレスを表示するといったことが定められています。詳しくは、 迷惑メール対策(総務省)を参照してください。通報先も掲載されています)
  • メールのヘッダを解読する知識と時間があれば、メッセージを送るためにどのサーバが使われたか、spamで宣伝されているWebサイトを誰がホスティングしているかを調べることもできるでしょう。これらの管理者に礼儀正しく訴えることはとても効果的です。多くのプロバイダはspamを排除するポリシーを掲げており、違法なWebサイトを閉鎖したり、spam送信に使われたメールアカウントを停止してくれるかもしれないからです。

原文

 
jp/faq/preventspam.txt · Last modified: 2008/02/08 19:49 by 127.0.0.1

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