すでに Wanderlust を使用している人のために書いています。 Wanderlust そのものの使い方は、 Wanderlust のホームページか、付属の info を見てください。
以下のドキュメントは、あなたのメール環境が次のものであるとして書かれています。
? メールアカウント !account ? POP3 サーバー !pop.mail.com ? POP3 ポート番号 ! 110 ? SMTP サーバー !smtp.mail.com ? NNTP サーバー !nntp.mail.com
POPFile のユーザーインターフェースを開き、 POP3 host:port:user 区切り文字 を &,/,@,!,:, A-Z, a-z 以外の ASCII 文字に変更します. ここでは % に設定します。
また、ワクチンソフトをなどを経由してメールを受信するために POP3 ポート番号 (pop3_port) を変更する場合は ここで適当なポート番号に変更します。
事前に $HOME/.wl ファイルに次のものを書いておきます。
(setq elmo-imap4-default-server "pop.mail.com") ; for IMAP4 (dummy) (setq elmo-pop3-default-server "pop.mail.com") ; for POP3 (setq elmo-pop3-default-port 110) ; for POP3 (setq wl-smtp-posting-server "smtp.mail.com") ; for SMTP (setq elmo-nntp-default-server "nntp.mail.com") ; for NNTP (setq wl-nntp-posting-server elmo-nntp-default-server) (setq elmo-imap4-default-authenticate-type 'clear) ; 生パスワード (setq wl-pop-before-smtp-user 'account)
Wanderlust を起動し、 フォルダモードで m a とコマンドを入力して 新規フォルダを作ります。 新規フォルダ名は |&pop.mail.com%account@127.0.0.1:pop3_port|+inbox とします (MH 形式でなく imap 形式でメールを保存したい場合は、+inbox を %inbox とします。 以下は、MH 形式であることを前提に話を進めていくので, imap 形式で受信する場合は適宜読み替えてください。)。
設定が正しければ、POPFile を通したメールが受信されるはずです。
メールヘッダに付加された X-Text-Classification フィールドの値でメールを振り分けます。
POPFile で適当にバケツを作ります (ここでは, spam を spam バケツに分類するようにしました)。 POPFile のユーザーインターフェースの バケツ タブで、 X-Text-Classification ヘッダー を ON にします。 件名の変更, X-POPFile-Link ヘッダー は任意です。
$HOME/.wl に次の設定を書きます。
; spam バケツに入ったメールをゴミ箱にリファイルする例 (setq wl-refile-rule-alist '(("X-Text-Classification" ("^spam" . "+trash"))))
これで、サマリモードで C-o とすれば、spam がゴミ箱にリファイルされます。
まずは、$HOME/.wl ファイルの記述が正しいか確認してから、 一度 Emacsen を終了して、再度起動しなおしてください。
? メールが受信できない !|&pop.mail.com%account@127.0.0.1:pop3_port|+inbox となっているフォルダを +inbox として受信してみましょう。それで受信できるならば次のことを確かめてください。 ? ;フォルダ名が間違っている !フォルダ名のスペルが間違っていると受信されません。 ? ;POPFile が起動していない !POPFile を起動して受信しなおします。 ? ;POP3 host !port:user 区切り文字 が : のままだ:%に変更します。 ? ;すでに $HOME/Mail/inbox という ファイル が存在している ! そのファイルは削除するか移動して、$HOME/Mail/inbox フォルダ を作ります。 ? サマリモードで C-o としてもリファイルがなされない ! POPFile の分類は完璧ではありません。たまには誤判定もします。 受信メールのヘッダを見ましょう。
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