メールの送信に認証(SMTP 認証)を必要とするメールサーバを使用している場合、POPFile をインストール、設定するとメールの送信ができなくなることがあります(受信は問題なくできます)。これは、POPFile を利用するためにアカウント名を変更したことによって、メール送信サーバへの認証に失敗するためです。
メールクライアントによっては、受信と送信で使用するアカウント名、パスワードを別々に設定できるものがあります(Outlook Express など)。この場合、送信用のアカウント名とパスワードを(POPFile を使用する前の)もとのものに設定することにより、送信することができるようになります。
詳しい設定方法につきましては、メールクライアントのマニュアルをご覧ください。いくつかのソフトウェアについては、下記の「メールクライアントごとの設定方法」にも記載しています。
受信と送信で使用するアカウントを別々に設定できないメールクライアントの場合は、受信用、送信用で異なるアカウントを作成することによって回避できる場合があります。もちろん、複数のアカウントに対応したメールクライアントである必要があります。
受信用のアカウントは、POPFile を使用する設定にした状態で、新しく送信用のアカウントを作成します。そして、送信用のアカウントについては、POPFile を使用する前の設定にしておきます(受信はしない設定にします)。そして、受信の際には受信用のアカウントを、送信の際には送信用のアカウントを使用するようにします。
POPFile に限らず、ウィルス対策ソフトなど、メールクライアントとメールサーバの間に入ってプロキシとして働くソフトウェアの多くは、メールクライアントのアカウント名を、「pop.isp.com:user」といった設定に変更することによって動作しています(POP3 サーバのアドレスが pop.isp.com で、アカウント名が user の場合)。このため、メールの送信にも認証が必要なサーバの場合、この変更されたアカウント名が使われてしまい、認証に失敗してしまうのです。これを回避するためには、上記のように、変更する前のアカウント名(上記の例でいえば「user」)を使用して送信サーバに接続するように設定を変更する必要があるのです。
[#OE]
Outlook Express は、送信サーバ用に別のアカウント名を使用することができますので、その設定を行います。以下は、Outlook Express 6 での設定方法です。
参考:
[#Outlook]
Outlook も、送信サーバ用に別のアカウント名を使用することができますので、その設定を行います。以下は、Outlook XP での設定方法です。
[#Becky]
Becky! も、送信サーバ用に別のアカウント名を使用することができますので、その設定を行います。
参考:
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