POPFile の UI で文字化けが起こる問題
POPFile の UI で文字化けが起こる場合への対策をまとめたものです。
UI の全体が文字化けする場合
一般的な対処方法
Internet Explorer における対処方法
Internet Explorer を使用している場合は、様々な原因が考えられますので、下記のトラブルシューティングを順にお試しください。
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Windows 9x/Me の場合、“sans-serif” というフォントファミリー指定のために文字化けが起こることがあります。(参考)
[IE5sans-serif を指定した
HTML ファイルを表示すると文字化け]<br>この場合、インターネットオプションの「全般」タブで「ユーザ補助」をクリックし、「Webページで指定されたフォントスタイルを使用しない」にチェックするという対策があります。
履歴タブのメールの件名だけがすべて文字化けする場合
「設定」タブの言語設定で「Nihongo」を選択していない場合、日本語で書かれた件名の処理などが行われず、すべての件名で文字化けが起こります。言語設定で「Nihongo」を選択して、POPFile を再起動してください(再起動しないと日本語処理が行われません)。また、件名などの処理はメールを受信した際に行われますので、言語設定が Nihongo 以外の状態で受信したメールについては、設定を変更して POPFile を再起動しても文字化けしたままになります。それ以降に受信したメールについては問題なく表示されるでしょう。
一部の件名だけで文字化けが起こる場合、以下を参照してください。
履歴タブのメールの件名の一部が文字化けする場合
件名が MIME エンコードされていない場合
一部のメール(spam メール)において、件名が MIME エンコードされていないものがあり、これによって文字化けが起こる場合があります。この場合、メールの分析自体は正しく行われており、分類には影響ありません(件名をクリックしてシングルメッセージビューを表示すれば、正しく分析できていることが確認できます)。
この種の文字化けは、“$BHNGd<T%M%C%H%S%8%M%9!!(B” とか “$BL$>5Bz9-9p”((B“ といったように、”$“ や ”%“ などの記号と英数字の並びが特徴です。
関連
件名に機種依存文字が含まれている場合
Classifier/MailParse.pm の 47 行目
'Nihongo' => [ 'shiftjis', 'euc-jp', '7bit-jis' ]
を、
'Nihongo' => [ 'cp932', 'euc-jp', '7bit-jis' ]
関連
件名の MIME エンコードが不正な場合
上記以外のケースで文字化けが起こったら
上記以外のケースで文字化けが起こる場合、
日本語化プロジェクトのフォーラム や
メーリングリスト へ連絡をお願いします。その際、(変更されていないオリジナルの)メールヘッダが必要となりますので、POPFile の message フォルダにあるキャッシュファイルなどを用意していただくと、原因分析のために役に立ちます。
マグネットが適用されたメールをシングルメッセージビューで開くと本文が文字化けする
マグネットが適用された場合、POPFile は本文の分析を行いません。また、日本語の文字コードも変更されませんので、シングルメッセージビューではメールの内容がそのまま表示されることになります。そのため、日本語のメールは文字化けした状態で表示されます。
マグネットが適用された場合に本文の分析を行わないのは POPFile の仕様です。このため、マグネットが適用されたメールについては、シングルメッセージビューで開くと本文が文字化けします。これは現在のところ仕様です。マグネットが適用された場合、メールのヘッダ(件名や宛て先など)だけを見て判別することになり、POPFile の UI でメールの本文を確認することにはあまり意味がないと考えられるため、特に修正の予定はありません。
トラブルシューティング
POPFile ドキュメンテーションプロジェクト