ウィルスつきのメールを受け取ったときに、メールソフトではそのメールを読むことができるのに、POPFile の履歴で見ると<件名なし><差出人なし>となっており、メール自体は “Unclassified” に分類されることがあります。<件名なし>をクリックすると、メールの内容はヘッダも含めてなにも表示されません。
メールを受信したときに、ウィルス対策ソフトの警告が表示される場合もあります。
POPFile は、メールの分析を行うために、メールの内容をそのまま messages フォルダに保存します。この際、このファイルがウィルス対策ソフトによって削除されてしまったり、あるいはアクセスが制限されることがあります。すると、POPFile はメールの分析ができず、また、メールの件名や差出人を調べることができないため、<件名なし><差出人なし>と記録され、また分類ができないために “Unclassified” に分類されます。
対策としては、メールプロキシとして動くウィルス対策を導入するという方法があります。これによって、POPFile がメールを処理する前にウィルスを駆除してしまうということです。ウィルス対策ソフトの多くは、メールプロキシとして動く機能を持っていますから、それを利用するとよいでしょう。
他の方法として、messages フォルダをウィルスチェックの対象外にするという方法もあります。あまりおすすめはできませんが、効果はあります。(上の方法の方がよいのは言うまでもありません)
messages フォルダは、POPFile 0.20.x までは POPFile をインストールしたフォルダにありましたが、Windows 版の 0.21.x 以降ではインストール時に指定した、ユーザデータを保存しているフォルダにあります。見つけ方は、 バックアップとリストア を参照してください。
参照:
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