POPFileのNorton Antivirus (NAV)との併用

Norton Antivirusは透過eメールプロキシとして動作します。つまり、NAVはあなたのメールクライアントからメールサーバへのリクエストの中継を行います。

POPFileとNAVを併用するには、以下の設定を行ってください。

NAVは、以下のようにメールサーバ (たとえば pop.your_isp.com とします) とPOPFileの間で動作させるべきでしょう。

メールクライアント –> POPFile –>NAV–> メールサーバ
POP ポート 123 –> 123 –> 110 –> 110
注釈 123 を推奨します (自動設定) 標準

これによって、POPFileやあなたのメールクライアントにウイルスが到達する前に、NAVがウイルスチェックを行うことができます。

設定の手順

  • POPFileのインストールの前に、メールクライアントに次の設定がされているものとします。
    pop3サーバ: pop.isp.net
    ユーザ名: user
    • ここで、pop.isp.netはあなたの使用するメールサーバ、userはあなたのログイン名です。
    • 大抵、メールサーバのポート番号は、メールクライアントのどこかで指定されており、110が最も一般的な設定です。
  • NAVは、あなたのメールクライアントから pop.isp.net のポート 110 へのリクエストを中継します。透過プロキシとして動作することで、NAVはメールサーバとの送受信を傍受し、あなたが設定した方法に従ってウイルスの脅威をチェックすることを可能にしています。受信と送信の両トラフィックをチェックするのが推奨され、デフォルトの設定となっています。NAVは、メールサーバとの間のPOP3およびSMTPトラフィックを NAVAPW32.EXE でフィルタし、ウイルスをスキャンします。
  • POPFileをインストールしてください( Windows版のインストール)
  • http://127.0.0.1:8080/configuration で、POP3 ポート番号123に設定し、POP3 host:port:user 区切り文字 をコロン : のままにしておきます。
  • メールクライアントの設定を、以下のように変更します。
    pop3サーバ: 127.0.0.1
    ユーザ名: pop.isp.net:110:user
    pop3ポート: 123
  • 上記の設定によって、メールクライアントはIPアドレス127.0.0.1、ポート123でPOPFileと通信を行います。
  • POPFileはユーザ名を調べ、ユーザ名の左側を切り分けます。(:が切り分け場所です) そして、切り分けた部分を使って127.0.0.1 ポート110でウイルススキャナと通信します。残りの部分は、ウイルススキャナにユーザ名として渡されます。もし、あなたが使用しているメールサーバが、メール受信に110以外のポートを指定しているなら、110を指定されたポート番号で置き換えてください。
  • POPFileをインストールする前と同様に、NAVはeメールのユーザ名を実際のメールサーバとポート110で通信する際に使用します。

注釈: POPFileとメールクライアントでポート110を指定している場合、NAVは全てのメールを2回スキャンします。(1回はPOPFileからのリクエスト時、もう1回はメールクライアントからのリクエスト時) 危険はありませんが、処理に余計な時間がかかり、より多くのメモリを消費し、何の利点もありません。

参照:

原文

 
jp/howtos/norton_antivirus.txt · Last modified: 2008/02/08 19:49 by 127.0.0.1

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