POPFile は Perl で書かれています。Perl は、現存するほとんどすべてのプラットフォームに移植されているインタプリタ言語です。このため、(C などの言語とは異なり)どんな Perl 環境であっても、コードを変更することなく、同じ POPFile を動かすことができるのです。
Windows ユーザは、POPFile のバージョンのうち、以下の 2つのいずれかを選ぶことができます。
POPFile 1.1.1 (以降) のインストーラは、これらの古いバージョンの Windows での動作をサポートしていないバージョンの Perl を使用しています。インストーラはまた、6つのプログラム (popfile.exe、popfileb.exe、popfilef.exe、popfileib.exe、popfileif.exe、popfile-service.exe) をインストールしますが、これらのプログラムは、古いバージョンの Windows をサポートしていないバージョンの Perl Dev Kit (PDK) を用いて作成されています。
このバージョンの Perl の動作環境は、Windows 2000、Windows XP、Server 2003、Vista、Server 2008 であり、このバージョンの PDK の動作環境は、Windows 2000 SP4 以降です。これ以前のバージョンの Windows は公式にはサポートされていません。
インストーラは、Windows 2000 よりも古いシステムで動作していることを検知すると、警告を表示するでしょう。この警告メッセージは、サポートされていないバージョンの Windows にインストールしようとしており、その結果 POPFile が正しく動作しないかもしれなことを説明しています。
POPFile 1.1.1 (以降) のインストーラを使用して Windows 9x、Windows ME、Windows NT に POPFile をインストールすることを おすすめしません。これらの古いシステムにインストールしても POPFile は問題なく動くように見えるかもしれませんが、これらのシステムがどれだけ信頼できるかについては何とも言えません。何か不具合が起これば、受信メールを失うことになるかもしれません。 |
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Windows 版の POPFile を Windows 9x、Windows ME、Windows NT で使用しているユーザがいるかどうかはわかりません。Windows 9x、Windows ME、Windows NT のサポートをやめる意図があることを Open Discussion フォーラム (英語) に投稿してから 1ヶ月以上が経ちますが、これまでに応答は何もありません。おそらく、この変更によって誰も影響を受けないということでしょうか?
上に書かれているように、Windows 9x、Windows ME、Windows NT のユーザは、クロスプラットフォーム版を使うことが できます が、そのためにはほかのソフトウェアのインストールが必要になるかもしれません。この方法は、ユーザにとっての唯一の方法というわけでは ありません。
POPFile 1.1.1 (以降) を Windows 9x、Windows ME、Windows NT で動作させるためにより詳しい情報が必要であれば、 Open Discussion フォーラム (英語)、あるいは POPFile 全般 フォーラム (日本語) へ投稿してください。
POPFile 1.1.0 (以前) のインストーラはこれらの古いバージョンの Windows でも使用することができます。これらのバージョンの Windows 特有の既知の問題は存在しません。(POPFile のオプションの SSL サポートを使用している場合、POP3 同時接続を使用できないという制限は、POPFile 1.1.1 以降についても同様です)
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